シンガポール、新型コロナウイルス関連お役立ち情報ソース3選

シンガポール、春休みに旅行予定だったけど…

4月からシンガポール駐在が決まったけど、今どういう状況なの?
これから、シンガポールに旅行に行く、または駐在が決まった等で、シンガポールの新型コロナウイルス感染症の状況が知りたいの方に、情報ソース3選をご紹介します。
はじめに、「シンガポールは安全です!」もしくは、「危ないから来ないでください」とはこの記事では断言しません。わからないからです。
2020年2月14日現在、シンガポールにおける新型コロナウイルス感染症発症者は、中国武漢省からシンガポールに訪れて発症した新型コロナウイルス患者(一次感染)から、中国本土に直接関連しない新型コロナウイルス患者(二次感染)に広がりを見せています。
これから2週間(2月末まで)が二次感染拡大のピークだと言われていますが、どのくらい患者が増え、どのように拡大していくのか予想できない状況です。
「今シンガポールはどういう状況なの?」といった疑問に対し、信頼性の高い情報ソースを3つこの記事でご紹介します。
読者のみなさんのがシンガポール来訪をどうするかご判断していく際の手助けになればいいなと考えています。
シンガポール新型コロナウイルスに関する情報ソースまとめ
日本外務省ホームページ


日本外務省の海外安全ホームページに、各国の危険情報や感染症危険情報が掲載されています。
現状、ホームページのシンガポールを見ると、「感染症危険情報なし」となっています。
また、スポット情報・広域情報の項目で、シンガポールに住んでいる日本人に対し、在シンガポール日本大使館から送られているメールの内容が掲載されています。
シンガポール来訪に際し、何を気をつけなければならないか参考になります。
シンガポール政府機関ウェブサイト
ここから先ご紹介するのは、英語サイトになります。
感染症に関して専門用語が多く文面も長いので、英語サイトをついつい避けてしまいがちなのですが、Googleには、Google翻訳でまるっとウェブサイトそのものを日本語に翻訳してくれる機能があります。
そのやり方をこちらでご紹介しているので、参考にしてみてください。
シンガポール政府の政府広報
シンガポール政府機関の政府広報ウェブサイト。各省庁の情報が一元的にまとめられています。この中の一つのセクションに新型コロナウイルスに特化したウェブページがあり、省庁横断的(国民目線に作られていてわかりやすい)に情報がまとめられています。
動画も多用してあり、メディアサイトのように洗練された作りで、非常にわかりやすいです。
シンガポール保健省のウェブサイト(MOH:Ministry Of Health)
シンガポール保健省(MOH:Ministry Of Health)が、新型コロナウイルス情報のために作ったウェブサイト。
いつ誰が・どこで・どのような接触で感染したか、かなり詳しく情報を載せています。
また、シンガポールの住人が気をつけなければならないことや、学校・施設・企業などが守るべき義務なども細かく掲載しています。
コロナウイルス感染症が拡大するにつれて、フェイクニュースがSNSで拡散されるようになりました(このことは後述します)。
そういう誤った情報を、政府は即座にキャッチして、ウェブサイトの一番上で否定しています。
住民をパニックに陥れないための、政府の工夫がなされています。


政府広報からwhat’s appに最新情報が送られてくる【シンガポール在住者向け】
シンガポール政府から、毎日新型コロナウイルスの最新情報がwhat’s app(アジア圏で普及しているLINEのようなアプリ)に送られてきます。
このサービスは、シンガポールの携帯番号をお持ちの方限定(+65 から始まるナンバー)のようです。(試しに日本の番号を登録しようとしたら、できませんでした。もし「できたよ!」という方がいらっしゃったら、教えていただけると嬉しいです。)
どこで新型コロナ患者が発症したかがひと目で分かるウェブサイト
上記、シンガポール保健省の情報を基に、どこで誰がいつ新型コロナ感染症を発症したかが、ひと目でわかるウェブサイトhttps://sgwuhan.xose.net/です(作者は不明。政府の公開情報を基に作られているようです)。
※ただし、「新型コロナウイルスは空気感染でなく飛沫感染と指摘されているため、発症者が出た場所が危ないというわけではない」とウェブサイト作者は注意書きしています。
ニュースサイト
THE STRAITS TIMES(シンガポールの新聞)は、政府発表の情報を詳細に掲載しているメディアです。シンガポールや周辺アジア地域のニュースはこちらから読むことができます。
CNAはシンガポールを拠点としアジア圏のニュースを報道するマスメディアです。
こちらも政府発表の情報を図や表でまとめて、読者にわかりやすく伝えてくれています。
自分で一次ソースやニュースで情報を掴むメリット
フェイクニュースやうわさ話に惑わされない
シンガポール政府は、フェイクニュースやSNSの誤報による住民のパニックを招かないように、フェイクニュースを見つけ次第、その情報を否定しています。詐欺・買い占め・転売・ある特定民族への差別等、混乱に乗じて悪事を働く輩がいるからです。
ネット情報やウワサ話をそのまま鵜呑みせず、本当に信じて良いものかどうか、一度自分で信頼性の高い情報ソースにアクセスし、それを基に冷静な判断をする必要があると思います。
ただし、シンガポールは国家資本主義体制のため、自国に不都合な情報は明らかにしないことがあるかもしれません。(シンガポールに限らず、世界のニュースではSNSの方が真実であるということが、往々にしてありますよね…。)
しかし、今回シンガポール政府は、新型コロナウイルス感染症に関して、徹底して情報を開示し、広く情報を共有しています。またコロナ患者やその家族へのサポート、感染疑いのある人々たちの一次待機場所の確保など、2003年のSARSでの事例を踏まえ、政府内でしっかりと感染症対策が立てられていました。
シンガポールで暮らしていて、メディアで見ることと実際の暮らしにはそこまでギャップがあるとは感じません。
学校や企業、公共機関等のやるべき義務が政府から明確化され、住民には、毎日のように手洗い・うがい・咳をする人のマスク着用を推奨しています。
現場レベルでの混乱は、今のところ、そこまで生じていないように思います。



新型コロナウイルス感染症に関して、シンガポール政府は信頼に足る情報を出していると思う!
・トイレットペーパー買い占め騒動
2020年2月7日、シンガポール政府は、DORSCON(シンガポール感染症警戒レベル)を黄色からオレンジに引き上げました。
これまで中国本土からシンガポールに来た人々が新型コロナウイルス感染症を発症していたのに対し、その日は初めて中国本土には全く関連のない人が発症してしまったためです(二次感染)。
この時、SNS等で、「DORSCONがレッドに変わったら、自宅からどこも出られない!」「中国の工場が止まってしまったので、品不足になる!」とウワサが広がり、夜遅くにもかかわらず、地元のローカルスーパーに人々が殺到しました。
買い占められたのは、紙製品・消毒用品・赤ちゃんグッズ・米・乾麺・缶詰など。
会計待ちでレジ1時間以上待たされるという異常事態でした。
※オンラインスーパーは未だに混乱しているように思います。
redmart・Prime Nowといった主なオンラインスーパーは注文枠がほぼ埋まってしまい、配達日時の予約が取れても約一週間後といった状況です。
政府やスーパー今後は品不足になることを否定し、買い占めを自粛するよう住民に促しています。


シンガポール来訪時に持ってくると良いもの
- マスク
- アルコール消毒液
- 虫除けスプレー(蚊よけのため)
情報サイト等で情報を集めた上で、なおシンガポールに来訪する/しなければならないときは、上記のものを必ず持ってきてください。
シンガポールでは、マスクとアルコール消毒液はほとんど入手不可能です。
虫除けスプレーは新型コロナ肺炎とは無関係ですが、必ず携帯してください。
蚊を媒体としたデング熱が年間を通して発生しているからです。
空港やドラッグストアでも入手できます。
※個人的な感想ですが、シンガポールのタイガーバームというメーカーの虫よけ(Mosquito Repellent Spray/Patch)が、こちらの蚊を避けるのに一番よく効くと思います。スプレータイプとパッチタイプが有るので、ぜひお試しください。




匂いはとっても独特!天然有効成分でできているらしいけど…
まとめ:シンガポール、新型コロナウイルスお役立ち情報ソース3選
- 日本外務省ホームページ
- シンガポール政府機関ウェブサイト
- ニュースサイト
以上、シンガポールの新型コロナウイルスに関する、信頼性の高い情報ソース3選をご紹介しました。
私のTwitterでも、what’s appに送られてくる最新情報をツイートしています(3月末までの予定)ので、時々覗いてみてください。それ以外のことも呟いていると思いますが…。